Rと統計の入門書を探す
『○○入門』の罠
「○○入門」…入門書なのに、表現が堅すぎます。特に数学が苦手な人は複雑な文字式が出てくるといやになります。統計学そのものの学習を主目的とせず、分析・解析を目的としている人にとって、統計に関する記述は鬱です。
タイトルに「入門」とあったら、それは罠です。やはり、本は実際に手に取ってみないといけません。
R関連図書の場所
R関連図書を求めて、コンピュータやプログラムの棚に向かったら、ほとんどない…なんてことがよくあります。書店や問屋が使う「売り上げカード」「注文カード」を見ると、「コンピュータ」となっているものもありますが、「数学」「統計学」…そう! R関連図書は、数学、統計学の棚にあるのです!
もう一つの罠
手に取ってみて、まぁまぁ使えそうだと購入したとします。記載されているやり方、コード、出版社や著者が配布しているコードをやってみた。上手くいかない…(T-T)…ということが、時々あります。
そんなときの対応は、
- その部分は読み飛ばす
- 他の章を読んで、正しいやり方を予測して、確かめてみる
- 身近な知っている人に聞く
- Webで調べたり、質問したりする
- 出版社や著者が正誤表を出すのを待つ
- あきらめる…
探してきた本
統計に関する記載が比較的読みやすくて、Rも勉強できそうな本を探してみました。
コンピュータ関連図書にありがちなでかくて分厚い本。カラーで見やすく、表現も堅くないので、読みやすい。Rのコードもたくさんあり、参考になる。統計に関する記述もわかりやすいので、つまずきは少ないと思われる。
Ecxelにも、Rにも対応した本。小さくて、やりたいことがすぐ調べられるところがよい。ただし、細かい解説がされていないのが難点。
例えば、
FREQUENCY関数を利用すれば、度数分布表を簡単に作成することができる。
と書いてあるが、式を記述して(、参照範囲は絶対番地にして)、必要な範囲にコピペして、その範囲を選択して、[Shift]+[Ctrl]+[Enter]…する必要があるところまでは書いてない。…簡単じゃないよ。
Rに関しても、Rらしくないコードが書かれていることがある。
統計に関する記述は詳しく、わかりやすく書かれているが、他の統計の本ではあまり見かけない表現も見受けられる。
だけど、少し、Excel, R, 統計になれてきたら便利。