RとRStudioを使ってみる (4) プログラムの実行
プログラムを読み込む
前回、プログラムを保存して閉じてしまった(ソースエディタにソースが表示されていない)人は、プログラムを読み込みましょう。ソースを開いていなくても、プログラムを実行する方法はありますが、とりあえず、読み込んでみましょう。
方法は2つです。
- メニューから、File > Open File…を選択
- 右下ペインのFilesタブを選択して、その中に表示されているファイルをクリック
プログラムの実行
プログラムを実行する方法も大雑把に2つあります。
- ソースが開かれた状態で、ソースエディタ右上のの”Source“の部分をクリック
すると、コンソールに> source('~/ディレクトリ/ファイル名.R')
または、
> source('~/ディレクトリ/ファイル名.R', echo=TRUE)
と表示されて、プログラムが実行されます。
“, echo=TRUE
“は、「エコーあり」で、プログラムの実行がコンソールに表示されます。エコー無しだと、結果を表示したり、グラフを描画したりするコードがなければ、ひっそりと淡々とプログラムが実行されるのみです。“Source“の右側の▼をクリックすると、プルダウンメニューが出て、”Source“(エコー無し)と”Source with Echo“(エコーあり)から選んで実行できます。また、その後は、”Source“を押せば、選んだ方で実行されます。お好きな方をどうぞ!
- コンソールに”source(“ディレクトリ/ファイル名.R”)“と打ち込んでエンター
この場合も”, echo=TRUE
“を追加すれば、エコーありになます。ファイル名を括るコーテーションは、両方同じなら、シングルコーテーションかダブルコーテーションか、あまり気にしなくても大丈夫です。
ディレクトリを省略すると、設定した作業ディレクトリが選択されます。ファイル名は作成したのは”test.R”ですね。
前回、作成した”test.R”は、計算をして、変数に値を代入するだけでしたので、コンソールなどに何らかの結果が返されるものではありません。コンソールか、右上の環境・履歴のペインで、変数の内容を確認してみて下さい。ただし、Environmentの窓に、以前の値が表示されている場合は、変数の値に変化があったことがわかりませんので、をクリックして、変数を消してから実行してみて下さい。
こんな実行の仕方もある
ソースが表示されている状態で、の左の左のを使うと、こんなこともできます。
- 行を選んで実行
実行させたい行(のどこでもOK)にカーソルを置き、Runをクリックすると、コンソールに、選択した行が表示されて、実行されます。カーソルは次の行に移動するので、Runを連続してクリックすれば、1行ずつ確認しながら実行できます。 - 部分、複数行を選んで実行
マウスカーソルをドラッグしたり、[Shift]+矢印キーで選択して、Runをクリックすると、選択した部分だけを実行できます。カーソルは移動しませんので、再びRunをクリックしても、同じ動作が繰り返されます。